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北のカナリアたち感想

2012/12/11 10:51
PC不調などがあって、だいぶ遅くなってしまいましたが「北のカナリアたち」の感想を書いておきます。

いい映画を観た後は、その世界感にひたっていたくて、暫く他の映画は観たくないのですが
この映画もまた、そうでした。
初日に観たあと、次に観た映画もやはり「北のカナリアたち」でした(笑)

もう一度見たくなる映画です。


東映60周年の記念映画というだけあって、とても重厚な映画でした。

丁寧に作りこまれていて、ベテランスタッフたちの意気込みなども伝わってきました。

初回は、クライマックスからずっと泣きっ放しの号泣状態。
嗚咽をこらえるのもやっとで、長いエンドロールが終わろうとしても
まだ涙が止まらない状態でした。


以下、独断と偏見、勘違いも大いに混ざった感想です(笑)


まずは、主役の吉永小百合さん。
小学生だった教え子たちといても全く違和感のない若さ!
この方はもう人間じゃない!ってくらい、本当に若くてお綺麗です。
お相手の柴田恭平さん、仲村トオルさん、見る前は年齢的にどうよって
不安もありましたが、はい、まったくお二人とも違和感ございませんでした。

そして20年後でも美しい。
もっと老けメイクしてもいいんじゃないってくらい。

聞き役に徹した演技が多かったけど、
相槌すらうたず、ひたすら生徒たちの独白を聞くのって
とても難しいことだと思います。
けれども、先生が横ですべてを受け入れてくれるような体で聞いていてくれると思うと
20年前に心の奥底にしまいこんだ気持ちを、素直に話せる、そんな雰囲気をちゃんと作っていましたね。
さすがです。



さて、この映画では、勝地涼くん演じる直樹が、
テーマ性のあるセリフを任されていました。

はる先生のご主人に教わった、
「明日世界が終わるとしても、君はりんごの木を植えるだろう」という言葉です。

どんなに絶望の淵に立たされていようとも、希望を忘れないで生きろという、
この映画の根幹になってるテーマですね。


そして、未來くんの乗った船を見送る時も
「一人じゃないから!」と叫びます。
そう、離れたところにいても、心は結びついていて
いつまでも待っているよというメッセージのこもったセリフでした。


直樹、とても大切な役回りでした。
それを、涼くんは、静かで繊細な演技で見せていきました。


涼くんとあおいちゃんの再開シーン。
20年間のわだかまりが解け、雪解け水のように
お互いを思う気持ちが溢れていくシーンは
絹の薄衣を1枚1枚重ねていくような、丁寧で繊細な演技でした。
それぞれがお互いにとっての「りんごの木」(希望)だったんですね。
「すき」と言われて、涼くんが抱きしめてる腕をさらにぎゅっとしたところも、キュンとなっちゃいました。

人の目を見て話せないあおいちゃんが、直樹に会いに来た時には
まっすぐに見つめていたところも、成長を表しているようでした。

この2人の挿話は、全体的に重苦しい映画の中での
清涼剤といいますか、明るい話題になってて
とてもほっとする場面です。




映画とは関係ないのですが
先日、桑田佳祐さんのライブを観に行ったのですが
そこで、サプライズで、翌々日に結婚を控えたカップルの簡易結婚式を即席でやったんです。
その前には、東日本大震災の後の映像も映し出されてたので
その後に行われた結婚式がのときに
勝手に「明日世界が終わるとしても・・・」という言葉を思い出して
結婚されるお2人が、これから明るい未来を、希望を持って築いていくのだろうなと思ったら
もう涙がとめどなく溢れて溢れて・・・。


こんな風に思い出せるほど
それほどに、この映画が印象深く心に突き刺さった証拠です。


そして、特筆すべきは、森山未來くんの演技です。
吃音が原因で不遇な人生を送ることになってしまった傷みが、
本当によく出ていて
森山くんの演技があったからこそ、その不遇さに涙し、感情移入ができたと思います。

もうね、私の中では、助演男優賞決定です!
と思ってたら、いくつか、映画の賞で助演男優賞に輝いてますね。


吉永さんも主演女優賞もらってるし
もうこうなったら、日本アカも総受賞じちゃえーーー


荒々しい海、波間に見える灯台とか、
冬の厳しい環境も心の描写として演出されてて、そんなところも良かったです。


すごく、見て良かったと思える映画ですし
人に勧められる映画ですね。


こんな映画に、涼くんが出演してくれたことを、嬉しく思います。


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